PCには少ない経験とほかのスタッフのサポートを参考に、フロアポンプや工具類、iphoneや携帯の充電器類、ヒモや布テープ、バナナや饅頭の軽食、荷物を送る為の段ボール箱、使い古しだが緊急用に23Cタイヤやチューブを持ち込んだ。
それから鹿児島の加治木までドロップバックで同帯していたyuko姐さんからの指示を参考に、絆創膏と消毒液を別途用意してきた。
ここへ来るまでは台風の通過直後でもあったので、とにかく風が強かったが幸い雨は伴っていなかった。
もう少し荒れた様子を想定していたが、道は完全に乾き時折日差しがあって日中は暑くなりそうだった。
こうして早朝から待機していたものの、午前中の間は誰も到着せず。
…そして、12時50分ごろようやく一人目のランドヌールが到着!

ここからを境に早いときは10分後、長くても1時間後には次々とランドヌール達が到着してきた。
こちらに滞在中の写真をアップしていますので、ご自由にご覧になって下さい。
補給したり装備を整えたり、そして一人また一人とゴールを目指しPCを後にして行く。


どうかこの先もご無事で!
皆さんにお話を伺うと、
「日南海岸では爆風で自転車ごとガードレールにしがみついてジッと耐えていた」
「延岡や日向ではバケツをひっくり返したような暴風雨だった」
「日南から都城への道は土石流や落木の中を押して歩いた」
「えびの~人吉のループ橋は強風が吹き荒れて怖い思いをした」
などなど、自転車で走るにはあまりもサバイバル過ぎる話が出るは出るは。(笑)
台風に向かいそして通過してしていく中、自分の命に差し迫るほどの危険を潜り抜け、800km近くを走ってPC9に辿りついたランドヌール達。
そんな中でも笑みを絶やさないランドヌールの皆さんに感服する共に、何とも呆れるような思いも致しましたが(笑)、

完走者はもちろん、DNFした人達も今回のブルベ出走を決意したすべての人に敬意を表します。
雨の中を走ってくるので機材はもちろん、タイヤへのダメージも相当なはず。
タイヤに致命傷を負ったまま走っている人もいるかもしれないと思い、緊急用なら役立つかもと使い古しのタイヤを1本だけ持参していましたが、

あるランドヌールから「タイヤなんてここには無いよね」と尋ねられ、ありますとも!(嬉)
サイドカットによる傷で裏から布テープが貼ってありましたが、脱腸寸前でよくここまで持ったなぁという印象。
使い慣れないタイヤで安心は出来ないでしょうが、どうかこのタイヤでせめて完走まで持ってほしい。

そんなことを願いながら、元気に再スタートされました。
18時半ごろには代表と

カタヤマさんも共に到着。

とにかく無事に走れていること、そしてここでの再会を共に喜びました。
そして若いこちらのお二人も。

モチベーションを切らさず、最後まで楽しく走れたでしょうか。
その後19時半近くまで待機しましたが、リーフはこの時間をもってDNF。
まだ後続がオンコースだったのですが、最後までサポートに徹することが出来ず申し訳ない…。
今回のブルベ1000km、先頭ゴールは2名でなんと!48時間20分とのこと。
こんな荒れに荒れたエクストリーム・ブルベで成し遂げられるとは…。
さらに国内1000kmの最速記録保持者になるとかならないとか…もはや宇宙人です。
最終的に台風による影響を考慮し、各PCクローズを無視し75時間以内のゴールを目指すという方針に改められた。
そして認定完走は19名、完走率24%(DNS含む16%)という結果に。
いずれにしても参加者、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!
ランドヌールの生の声が聞けたり装備を見たりと、サポートを通じていい経験が出来ました。
そして何より勇気を貰いました。
ありがとうございました。
リーフの次回ブルベ参加はBRM1007小鹿田200です。
どうぞよろしくお願いします。
またね。