お前は何ば目指しよっとか◆熊本荒尾玉名大牟田の自転車好きと楽しむ、リーフの自転車回想録

ロードバイク・バッソ リーフを駆って自転車のあれこれに勤しむ、ゆかいなチャリバカ達(笑)との自転車回想録です。

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BRM427宗像1000km PC7日向~PC10みやこ 観光とグルメと銭湯の3日目

カーテンの向こうの窓からガタガタ…ザー…ザー…と音が聞こえる。

すぐにそれは強い雨と風がまだ収まってないのだと判った。

だが今は、そんな雨も風も寒さからも隔離されたホテルのベッドの中に自分が居ることを再確認すると、再び深い眠りの中へと意識は消えていった。

アラームは6時にセットしていたが、朝になるとその5分前に自分から目が覚めた。

夢の中で聞いた気がする窓の向こうの音を確認する為、カーテンを開け外の様子を見た。
すると路面はまだ乾いていないが雨は止み、路上ののぼり旗は風でなびくこと無くジッとしていた。
空を見るとまだドンよりとしていたが、所々雲は切れて僅かに青空が見える。

iPhoneでも確認したが今日は雨の心配は無さそうな1日になりそうだ。

7時ごろチェックアウトしようとフロントへ下りて行ったが、すでにエイジさんの自転車は無かった。
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カラカラのチェーンにオイルを注したり、タイヤに異物やカットが無いかしっかり確認。

3日目の今日は北上して臼杵~佐賀関経由し、PC9国東からは国東半島をグルッと回ってからいよいよ福岡県入り。
ここから約315km先の928.5km地点にあるPC10みやこまで走るのが目標だ。

実はスタート前のブリーフィングで、次のPC8はクローズ無しの通過チェックへ変更になった。
なので更にその次のPC9国東のクローズ20:54に間に合うように走ればよく、日向から国東へは約200km、これから13時間くらいで走りきればよい。
私のブルベ200kmの認定時間はおよそ10時間前後なので、特にトラブルでも発生しない限りは十分に間に合うだろう。

気になる自身のコンディションだが不思議とこれいった辛さは感じない。
もちろん全回復には遠く及ばないが、少なくとも今日これから200kmを走ることに何の不安も無かった。

あと400km、もう400km。

今日は距離も時間もあまり気にせず、ゆっくり楽しく走ろう。



ホテルを後にしてR10を8時間ぶりにオンコースする。

ホテルはPCから2.5kmほど手前にあったので再度PCの前を通過することになる。
昨夜はこの場所を土砂降りの中PCへ目指したが、今朝はそんなものは幻だとでも云う様に何の苦労も無く進んで行ける。

PC7のコンビニの手前にマクドナルドがあったのを何故か思い出したら、急にどうしようもなく食べたくなったので、出発早々手短に朝マックすることにした。
RIMG5262.jpg
ソーセージマフィン2個とホットコーヒーで300円、5分でリスタート(笑)

さぁ今度こそ出発だ!と向かいのPC7のコンビニを見ると、一人のランドヌールが店の裏に座っていたので側に寄ってみた。
声を掛けると彼はさっきPCに到着したらしい…ここPC7のクローズは3:08なので、残念ながら彼はタイムオーバーでここでDNFである。

会話もそこそこに、私もR10を延岡に向けて走り出す。
1時間も走ると延岡を通過、何人かのランドヌールと一緒になったりパスしたりした。
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それにしても昨夜までの天気が嘘のように今朝は穏やか、まるで台風一過だ。

道の駅北川はゆま付近を進んでいたら、私はてっきりランドヌールだと思い込み「おはようございます!」と声を掛けて、一人のローディーをパス。
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昨夜はどこで仮眠したか?などを聞いたが話しがどうも噛み合わない。
しかも今日はこれから別府まで走り、そこでの温泉が楽しみだなどと悠長な事を云っている。
ふぅ~ん……「え?!じゃぁブルベじゃないの??!!」「ぶ…ぶる?…ブルベって何ですか??」
フツーの旅行者だってことにやっと気付く(焦)

関西からやって来たという彼とはしばらくお喋りしながら一緒に走って、やがて彼はR10を佐伯方面へ、私はルートに従いR326を宇目へ、分岐で別れの挨拶を交わしてそれぞれの道を進んだ。

R326は初めて走るルートだったが、山間を縫うように進むこの道はとても走りやすく、その足取りも心なしか軽かったように思う。
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長かった宮崎県ともお別れ!これからは大分県!
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この橋を渡った先の道の駅でトイレ休憩しようかな。
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北海道から来られたランドヌールの方と道の駅宇目で一緒に休憩しました。
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道の駅をリスタートした後ももう少しだけ上って、通過チェックのコンビニまでは長いダウンヒルを楽しんだ。

11:27 686.0km 通過チェック ローソン三重総合高校前店

PC8改め通過チェックに変更となったコンビニに到着。
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到着した時にはダンゴ虫会長をはじめ、スタート以来初めて会うGENさんなど、沢山のランドヌールが既に到着していました。
昨夜までの苦労など忘れたと云わんばかりに、みんな笑顔でとても元気だったのが印象的。

だが先頭付近を走っていたkameiさんが、大分でトラックに引っ掛けられて救急車に運ばれ、ブルベはDNFになったこと知る。
幸い今のところ打撲程度で自宅に戻られたと聞いたが、他にも別件でランドヌール2名がオートバイと事故を起こしいずれもDNFしたと聞いている。
明日は我が身だと思って、この先も安全第一でゴールを目指そうと気を引き締めた。

この通過チェックのある三重町は、四方を山に囲まれた町で豊後大野市の市役所もここ三重町にあるようだ。
中心部を走るR502は竹田方面に走ると途中に観光スポットの原尻の滝があるが、ルートはここから大分方面に向かい、一旦R10を経て臼杵市内へと東進した。

臼杵の市街地に入りまず目に付いたのが「赤猫まつり」と書かれた沢山の赤いのぼり旗。
市内の通り沿いや店先に掲げられていた。
そんなのぼり旗には「商売繁盛・事業繁栄」といった文言も並んでいる。
私は自営業を営んでいるのですごく気になって、ブルベで臼杵に来た記念になるものを買おうとルート沿いの土産物店に立ち寄った。

こちらの建物は明治20年頃に建てられた商屋で、登録有形文化財に指定された歴史ある建物。
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現在は俵屋という土産物店として今も使われている。

俵屋さんに自転車を停めさせてもらって、裏山の頂にある福良天満宮を参拝した。
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神主さんとの話しで祭りは今日から始まったとのこと。(開催期間4月29日~5月5日)

そして福良天満宮で神棚に奉る御札と、俵屋さんで赤猫の置物を買って帰った。
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ちょうど土産物店から出たところでカッチン氏と一緒になった。
しばらく一緒に走ってちょうどお昼を過ぎたこともあり、この辺だと何が美味しいかといった会話を交わす。

臼杵を通過するとやがて海沿いのルートとなり佐賀関に入る。
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以前参加した九六位峠・御所峠を走るサイクリング大会では後半のゴールに向かうルートを逆からトレースしていく。

薄曇だが時折日が差し路面にくっきりと影を作る。
気温も25℃くらいあったが風はサラサラと心地よく、潮の香りと海沿いのルートが旅の雰囲気を盛り上げてくれた。
まさにサイクリング日和。

せっかく佐賀関まで来たから関アジ関サバなんて食べたいよね。
実は前の通過チェックでは軽くうどんだけでやり過ごし、ここ佐賀関で何か旨いモノでも食べてやろうとの考えがあった。
するとそこに「あまべの郷 関あじ・関さば館」という物産館があったので立ち寄る。
すでに2名のランドヌールが2Fのレストランで食事をしており、後からカッチン氏もやって来た。

特に関サバ関アジにこだわりは無かったので、この「りゅうきゅう丼」なる活魚の漬け丼を注文。
IMG_2711.jpg
このボリュームと内容で980円、コリコリとした食感はまさに新鮮そのものだった。

ちなみに「りゅうきゅう」とは大分の郷土料理でお刺身をタレに漬け込んだ料理のことをいう。
そのまま食べたり、ご飯に乗せて食べることもあれば、お茶漬けも旨いらしい。

これまでコンビニ飯ばかりだったので、久しぶりに美味しいものを食べてお腹も大満足。
その後も軽快にペダルを回して行けた。

佐賀関をグルッと走り終えたらいよいよ大分市内へ。
海沿いのR197を離れて埋立地を通る産業道路を進む。
産業道路へ向かう小道で地元のローディーの方からブルベですか?と聞かれ応援を受けた。

大分の市街地について、ランドヌールの間では信号地獄の印象が強くある。
それはこの産業道路でも同じことが言えた。
ほぼ信号一つ一つ、良くて2つに1回は赤信号で停まる。
Aveが上がらずイライラしても仕方なので、私なりに気を紛らせながら走った。
その時に気になったものを写真に収めたのでご紹介したい。

ベタ踏み坂??
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軽自動車専門店なのに軽自動車が一台も展示されていない展示場。
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あ!宇宙人!!
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そうやって流れに任せて進んでいたら、R10と合流した別大道路の入口でついにあの人を捕獲することに成功した。
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ワッキーさんです(笑)

キャップのツバがアッチを向き、ヘルメットも心なしか傾いて何だか可哀想な姿ですw
PC7日向にはクローズ12分前とギリギリに到着し、その後コインランドリーで洗濯や仮眠をしてほとんど寝てないそう。
なので後ろから眠い…あー眠い…と独り言が聞こえておりましたが、それでも構わず追い風の別大道路を35km/hくらいで巡航していきます。

単独だと非常にゆっくりした速度だが、しっかり後ろに喰らい着いているところを見ると本当はまだまだ元気がある様にしか見えない。
RIMG5292.jpg
別府市内では再び車が多くなるのでゆっくり進んだ。

別府を通過し亀川を過ぎたあたりから、ややアップダウンが始まる。
その緩斜面の上りで速いペースを保ったまま上っていると「鬼ぃぃぃぃィ!!!!」と云いながら私をパスしていく。
やっぱりまだまだ元気がある様子(笑)

R10を離れていよいよ国東半島を杵築方面へ。
ボトルの水が無くなったので、杵築に入る手前のコンビニでワッキーさんも一緒にピットイン。
ワッキーさんはどーしても眠たいとのことで、ここで少し横になって行くとのこと。
眠気がどれほど解消されるか知らないが、上り坂では辛そうだったし、このままだずっと一緒だと私のペースが落ちそうだったのでここで見切りをつけることにした。
「ワッキーさんなら大丈夫!とにかく寝過ごさないようにね!」それだけを言い残してw

杵築を通過する頃には太陽が西に沈みかけていた。
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10255714_315135825303180_1800933451474287955_n.jpg
いよいよこれから最後の夜を迎える。
あともう一晩だけ頑張ったら明日はゴールだ。
だが今日まであっという間だった気がして、明日で終わりと思うと少しだけ寂しい気持ちにもなった。

19:08 816.0km PC9ファミリーマート武蔵町店 クローズ20:54

日向からほぼ12時間以内で辿り着くことが出来た。
コンビニの軒先で食事をしていたら、やがてカッチン氏とワッキーさんも到着。
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ワッキーさんはどうせ寝るなら皆の居る所がいいと、補給もせずにさっさと横になった。

PCを単独でリスタートして、ツールド国東と同じコースを逆にトレースしながら進む。
基本的に道はアップダウンと起伏の頂上にはトンネルがあり、延々と繰り返された。
そして車の往来は少なく暗い夜道が続く。

沿道には立派な作りのバス停小屋が多く点在し、ついつい仮眠に持ってこいと寄りたくなる。
しかし先ほどのPCで、中津市内に深夜1時までオープンしているスーパー銭湯があるらしい…との情報を聞いたので、走りながら中津までの走行距離と所要時間を頭で計算し始めていた。

風呂に入れるものなら入りたい!

ひとまず今の目標を中津に定めると、まずは営業時間に間に合うように、出来れば少しでも早く着いてゆっくりしたい…と頑張ってペダルを回した。

やがて国東半島のアップダウンが落ち着き、豊後高田に入る手前あたりを走っていたら横にクルマが併走してしてきた。
やがて助手席の窓が開いて「お疲れ様です(だったと思う)」と声が聞こえたが、走りながら暗くてよく判らなかったので思わず「誰!!??」と叫んだ(笑)

するとクルマで応援に回っているAJサトーさんでしたw
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トンネル内で下ハン握って、息も絶え絶え必死に巡航している図w

続く豊後高田から中津までの約20kmも、とにかくお風呂のためだけに頑張った。

休憩もほとんどナシで頑張ったお陰で、23:30には目的地のお風呂に到着。
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ルートから1.5kmほど外れたR213沿いにありました。

深夜でもお客さんは多く脱衣所では数奇の目で見られていたとは思うが、そんなのお構いなしに待ちに待ったお風呂に入る。
とにかく気持ちよくて、気分は極楽だった。
疲れた筋肉をほぐし、浅くお湯が張られた「寝湯」という名の湯船で15分ほど横になる。
お風呂から上がっても閉店の1時まで待合室でゆっくり過ごさせて貰った。

1時過ぎに中津をリスタートして、外れた地点からオンコースに復帰。
豊前のコンビニで夜食を食べて補給し、リフレッシュした勢いそのままに最後のPCに向かった。

2:55 928.5km PC10ミニストップみやこ大久保店 クローズ6:47

ついに最終PCまで到着、ゴールまで残り約80km。
ゴールのクローズは13:00なので、ここまで来れば致命的なトラブルでも起こらない限り完走はほぼ間違いないだろうと思う。
ただこの後には味見隧道~金辺峠~鱒淵ダム、そしてラスボスとして合馬~畑ダムの大きな山場だとか、ゴールを前にしてなおも強力な上りが控えている。

既にここまで900km以上を走り終えているが、さすがに疲れがピークに達しようとしている。
残った脚と気力だけで果たして最後の山場を乗り越えられるか?
無事に朝を迎えて、ゴールの陽の目を迎えることが出来るのか?

最後まで気が抜けない状況は続く。

ここまで来たのだから、自分の脚だけで走ってきたのだから、意地でも完走したい。

不安は尽きないが、今は最後の走りに備えて英気を養うべく仮眠場所を探していた。


最終回「PC10みやこ~ゴール 1000kmを終えて。認定より大事なモノ。」に続きます。

またね。

| ブルベ教のススメ | 23:13 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

う~ん、1000km走破された方の、認定よりも大切なもの。
楽しみです、早く読みたいです。

| つかさ | 2014/05/10 11:03 | URL | ≫ EDIT

あのうw・・・・読んでる限りに於いては、何だかワッキーさんが可哀そうでならないのですが・・・(苦笑)

| 清ちゃん | 2014/05/11 22:29 | URL |

>清ちゃん

えっとですね。読んでる以上にひどい仕打ちを受けている私です。(嘘

二人で走った別大道路はきつかったけど楽しかったですよ。
気心の知れたメンバーで走ると精神的に楽ですね~

| ワッキー | 2014/05/17 20:17 | URL |

>つかささん

認定より大切なもの…
走っている最中はやっぱり何よりも認定=完走ですよね(笑)
ただ、ゴール後の感想は人それぞれでしょうか。
最終章をUPしましたので、ゴール直前直後の私の心象はブログでお確かめ下さい。(タイトルの割りに期待ハズレの内容かもw)

今年は私もだいぶ突っ走り過ぎて、今はご近所さんや練習仲間との朝錬やサイクリングが楽しいです。
けれどあれから時間が経ち振り返った今、認定より大切なモノが何か、分かったような…気がするだけかもしれません(笑)

| リーフ | 2014/05/20 09:37 | URL |

>清ちゃん

ブログの文章では誇張した表現があったかもしれませんが、やはり一人よりも二人の方が互いに頑張れた事は間違いありません。
終始一人だとそのぶん達成感も大きいのでしょうが、同じ道を走り、同じ条件下で過ごし、共にゴールを目指す者同士、互いを意識することで前に向かって進んでいける。
いつの間にか自分も助けられ励まされているのでしょうね。

| リーフ | 2014/05/20 09:53 | URL |

>ワッキーさん

その節はお疲れ様でした。
一度スタートしてしまえば互いの位置関係は分からなくなり、自分より前なのか後ろなのか、あるいはDNFしてないだろうか?
ワッキーさんを大分で捕獲した時は、嬉しさと同時に安心した気持ちになりましたよ。
ブルベは一人の力で走るものだという考えは変わらないけど、共に走る仲間の存在は大きく励みになります。

| リーフ | 2014/05/20 10:06 | URL |















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