お前は何ば目指しよっとか◆熊本荒尾玉名大牟田の自転車好きと楽しむ、リーフの自転車回想録

ロードバイク・バッソ リーフを駆って自転車のあれこれに勤しむ、ゆかいなチャリバカ達(笑)との自転車回想録です。

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SR600FUJIに挑戦。そのランドネの一歩へ。

自転車の楽しみ方は沢山あって、人の数だけ目指すベクトルも違っていたり同じだったり色々。

私はただ自転車で走ることが好きで、その中でも遠くまで走って行くことが好き。
ただしそれは速く遠くへ走れる訳でもなく、強く長く走れるという意味でもない。

何よりも自転車で高い場所に行くのはもっと好き。

とはいえ目指すは表彰台の一番高い所ではなく、峠や山頂のテッペン。
フェアプレーで人と競うのではなく、ただ自然と重力を相手に抗う。

先の見えないコーナーを抜けて次を目指すも、その歩みは遅く決して楽ではない。
ただ何故かヘアピンカーブだけは、どんな状況でもワクワクする。
180度変わるたび景色は大きく変化し、その先に見えてくるは更なる道程か、それとも。

あと少し、あともう少し。

その言葉が遥か頂への思いをさらに強くさせる。

そんな物好きの私が「Super Randonnées 600」(シューペル ランドネ=SR600)と呼ばれるACP認定の山岳ブルベに心惹かれるのは、当然の流れだった様に思う。

知らない土地、初めて通る道、どこまでも続く坂道、未経験の標高、そこでしか見られない風景。

日本には3つのSR600が用意されているが、そのうちの一つ「Super Randonnées Fuji(シューペル・ランドネ富士)」(通称 SR600Fuji)を今回5月16~19日に挑戦する機会を得て走って参りました。
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SR600についての詳細は こちら を、SR600FUJIについては こちら を参照して頂くとして、日頃行われているBRMシリーズとの主な違いは、
毎年4月下旬~11月中旬に走行可能なパーマネントであること、ルートは走行距離600kmで獲得標高10000m以上という規定、参加者が出走日時を決められる、制限時間を設けたランドヌール部門と1日80km以上を走行し制限時間を問わないツーリスト部門があること、などなど。
あとSR600を完走してもBRMのSR(スーパーランドナー)達成に必要な条件にカウントされない事は念のため申し上げておく。


と、能書きはここまでにして、5月16日土曜日にSR600fuji挑戦の日を迎える。
この日まで構想からあまり時間が無かった事もあり、本当にバタバタと準備を進めてきた。
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これにあたり主催クラブであるオダックス埼玉のSR600Fuji担当スタッフ様には大変お世話になりました。

スタート地点は東京都八王子の高尾駅。申告したスタート日時は16日21時スタート。
まずは福岡空港へ向かうため、地元の荒尾駅から高速バスに乗車して空港に向かう。
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私の輪行袋は前輪のみを取り外すタイプのモンベル クイックキャリーだが、利用客はいつも多くない路線なので床下のトランクに問題なく収納して貰えた。
駅まで車で送ってくれた妻と息子に手を振りながらバスは出発。

荒尾~福岡空港は片道1750円だが、車内で発売されている往復割引乗車券を買えば片道あたり1570円で利用出来る。
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南関ICまでの間にいくつかの停留所で乗客を拾いながら、荒尾から1時間半ほどで福岡空港に到着。
自家用車で通り慣れた九州道もバスの車窓からの眺めは新鮮でした。

東京へは旅費を安く抑える為に、今回はLCCの一つであるジェットスターを利用した。
LCC各社がカウンターを持つ福岡空港第一ターミナル前で降車。そのままチェックインカウンターに向かう。
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すでにWEBでチェックインを済ませ、事前にプリントアウトしたチケットを渡して手荷物である自転車を預ける為に重量計測。
中身が自転車であること、タイヤの空気は抜いてあるか?と確認され、破損の際の免責事項にサインすると問題なく預かってくれた。
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ちなみに今回ジェットスターを利用し福岡~成田往復に掛かった費用だが、

往路 福岡~成田 5590円
   受託手荷物20kgまで 1130円
   空港使用料 380円

復路 成田~福岡 5590円
   受託手荷物20kgまで 1130円
   空港使用料 380円

クレカ決済手数料 860円

往復合計 15060円

日時の変更は手数料や運賃差額が発生するし、キャンセルは払戻し不可だったりと気を付けなければならないが、予定に変更がなく移動を急がなのであれば、かなり割安で東京まで飛行機輪行が出来る。

追加手数料が掛かる座席指定をしなかったものの、窓側の席が充てがわれ機窓からの眺めを楽しんだり、東京成田までは1時間50分のフライト。
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4月に供用されたばかりの成田空港第3ターミナルに着いて預けた自転車を待っていると、地上係員が手渡しで運んで来てくれた。
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成田空港からはJR八王子駅までリムジンバスで移動。片道3800円。
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スカイライナーを使った電車移動の方が時間的に40分ほど早いが料金はほぼ変わらない。
しかし途中は日暮里と新宿で乗り換える必要があり、都心を輪行で移動するのは田舎者の私には困難とみて直行してくれるバス移動を選択。
都心の渋滞にもよるが所要時間は概ね2時間~2時間半だが、バスにした本当の理由は移動時間を利用した仮眠にある。
成田~八王子線は日頃から利用者も多くない路線らしく、ここでも前輪を外しただけの輪行袋でもバス床下のトランクに入れて運んで貰えた。

18時半ごろ、バスはJR八王子駅北口に到着。
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予定ではここで輪行を解いて自走でスタート地点の高尾駅に移動するつもりだった。
だった…というのは、実際に八王子駅に来てみると駅も街並みも小倉駅周辺と変わらないくらいだった。
交通量も半端なく自走で移動することを諦め、駅に向かう人混みを縫って高尾駅までの切符(160円)を買って何とかホームへ。
するとちょうど終点 高尾行きの電車が発車するところで、ギリギリセーフで飛び乗ることが出来ました(疲)

八王子を出て2駅で終点 高尾駅に到着。
コインロッカーは京王線のりばがある南口にあるので、降りてそちらに向かいました。
ホームを歩いていると「どちらまでですか?」と声を掛けられ説明したら「あ~、あれね。頑張って下さい!」と激励された。

「なんと!SR600FUJIを知っておるのか?! お主、なかなかやるな!」

改札口を出るとありましたコインロッカー。
その階段下で早速輪行を解いて自転車を組み立て、積み込む装備をまとめました。
飛行機輪行した自転車も各部を確認する限り破損や不良はなさそう。よかったヽ(;▽;)ノ
抜いておいたタイヤエアーを再充填し外しておいたペダルを装着、必要ない物はザックに入れてコインロッカーへ。
コインロッカーは1日300円。ロッカーは駅舎シャッターの内側にあるので、終電以降深夜はゴールしても取り出せないので注意。

準備が出来たら各部チェックを兼ねて、スタート地点である高尾駅北口へ移動。
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時刻は20時20分。高尾駅前で写真を撮って、駅前の2つあるコンビニのうちセブンイレブンへ。
レンジ調理の蕎麦とおにぎりを食べていたら、千葉在住のブルベ友達N島さんが見送りに来て下さいました(嬉)
(N島さん、写真使わせて頂きます!)
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今回のコースは車で走った事があるとのことで、ルート上の注意点を色々とアドバイス貰う。
そして冥土の土産、いや餞別にエナジージェルを2本頂いた。

刻一刻とスタートの時間が迫って来る。覚悟を決めてスタート時間証明の為のレシートを貰うため麦茶を購入。

21:02 スタート 東京都 高尾駅

天気はこの先、日付が変わる2~3時間までの間で通り雨に遭うかもしれない。
翌17日は一日じゅう快晴、最後の18日は午後から風が吹き始め早くて夕方から雨予報。ゴール前100kmくらいは雨の中を走る事になりそうだ。
300km地点の長野県上田市に宿は取ってある。装備での不安は18日夜明け前に登頂予定の美ヶ原(標高1900m)の気温3℃を乗り切れるかどうか。
忘れ物はないか?落車したりしないだろうか?本当に行くのか?体調はいいか?また高尾に帰って来られるのか?

不安は尽きないまま麦茶をボトル一杯に詰め、残りは飲み干した。

スタート予定の21時は僅かに過ぎている。半ば促される様にN島さんと一緒に交差点を渡った。
次の信号が青に変われば、否応なく私のSR600FUJIは始まる。

「じゃあ、頑張って」

そして信号が青に変わった。
やれやれ。これからSR600を走るという覚悟が私には決まってないらしい。
2日後、再びここ高尾駅に無事に帰って来られますように…今はゴールした自分を思い浮かばないが。

「ありがとう!」

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明るく振舞った言葉とは裏腹に、緊張と不安で一杯の重い脚をペダルに乗せて、振り返ることなくゆっくりと、ランドネの一歩を踏み出した。

| ブルベ教のススメ | 20:39 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いよいよ

いよいよ始まりましたね!
楽しみにしていたので第2話以降も心待ちにしています。

そうそう都会のバスって電車と違って乗り換えも無く、目的地へ直行してくれるので便利ですよね。
私も結構使ってます。

| ヒデ | 2015/05/25 08:13 | URL | ≫ EDIT

待ってました!早く続きをお願いします。

| 清ちゃん | 2015/05/25 10:58 | URL |

SR600走ったんですね!
坂嫌いの私には一生縁がないでしょう(笑)
続編楽しみにしています。ワクワク!!

| Tok-Mak | 2015/05/25 12:58 | URL | ≫ EDIT

>ヒデさん

忘れないうちにボチボチ上げで行きますので、気長にお付き合いお願いします。
唯一の心残りはギロッポン・デビューを果たせなかった事ですw(謎)
ヒデさんが東京で頑張っている間に、ぜひこの課題をクリアしておきたいですね(笑)
またチャンスがありましたらよろしくお願いします!

| リーフ | 2015/06/08 10:59 | URL | ≫ EDIT

>清ちゃん

お待たせしてます!(笑)
気長にお付き合い下さい。

| リーフ | 2015/06/08 11:00 | URL | ≫ EDIT

>Tok-Makさん

先月は大変お世話になりました。ありがとうございました!
あの時すでにSR600を走る決心はついていたのですが、電撃デビューを飾る為に誰にも言ってませんでした(笑)
SR600に向けて練習とかして来なかったので、99%ぶっつけ本番による挑戦でした。我ながらよく登ったなと思いますw
じっくり登って走ればTokさんもきっと大丈夫ですよ。何日かに分けて走れるツーリスト部門もありますし、景色も素晴らしい所ばかりを走りますから温泉旅館に泊まりながら挑戦するのが良いかもしれません(笑)

| リーフ | 2015/06/08 11:08 | URL | ≫ EDIT















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