お前は何ば目指しよっとか◆熊本荒尾玉名大牟田の自転車好きと楽しむ、リーフの自転車回想録

ロードバイク・バッソ リーフを駆って自転車のあれこれに勤しむ、ゆかいなチャリバカ達(笑)との自転車回想録です。

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SR600Fujiに挑戦。最初で最後の富士山と、ラスト100kmに向けて。

~『SR600Fujiに挑戦。朝のビーナスラインと最後の2000m級。』の続き。

SR600fuji6.jpg

麦草峠からは上りと同じく標高差1000mを下る約20kmの長いダウンヒル。
右に左にヘアピンが連続するテクニカルなコーナーが続く。
ドMの神様ミヤモッチさんやヘ〇タイ長のO隊長には遠く及ばないけど、昨日から今日に掛けて沢山上った分、沢山下ったりもしたのでスピードに対する怖さや、加減速やコーナーのライン取りが少しは上手くなった様な気がする。(当社比w)
ほぼ下り終えてR141と合流する前後では、事前にオダックス埼玉からの指示通りに道路工事による迂回路を進む。

お腹も空いてきてそろそろどこかで食事がしたかったが、こんな時に限って意外とお店が無かったり、焼肉屋さんだったりするのよねー(笑)
お蕎麦屋さんもあったけど、一軒は本日休業で、もう一軒は廃業していたw
もしかしたら次のPCくらいまで特に何も無いのかも…と思い始めて、とりあえずエナジーバーとジェルで繋ぐ。


そのまま走り続けていたら少しずつ上り始めて、とうとう先の方の高い場所につづら折れの橋が見えてくる。
下から見る限り大型車が非常にゆっくりと上っている様に見えて、恐らく急勾配なのだろうと悟る。
だがここでも昨日今日を通じて得た経験が活きる。

目の前に現れた坂が激坂に見えたとしても、上ってみたら意外とそうでもなかった。

というのはよくあることかと(笑)

だが実際には登坂車線のある坂道で、これはこれで今の脚にはかなり堪えました。
大型車の往来が多い道だったので、勢いよく追い越してくれる度に一瞬だけアシストしてくれる。
RIMG5995.jpg
普段は怖いけど、こんな時はバンバン追い越して行って欲しい!(笑)

何とか急勾配の区間をやり過ごすと、田畑が広がる一直線の国道からは右手に八ヶ岳の全容を望みながら走る。
RIMG5998.jpg
RIMG5999.jpg
ところが南下を続けるこの辺りから、南からの強い向かい風を受け始めた。
思いのほか長く感じた地味な上りも続き、野辺山駅を過ぎてからの農道区間も風をまともに受けたりして、短いながらもなかなかシンドイ時間となった。
やれやれ、この先はどうなることやら…

15:20 PC10 JR鉄道最高地点 436.8km 標高1375m

野辺山駅を過ぎてJR八ヶ岳高原線に沿って進むと、最高地点を示すその標榜は立っていました。
RIMG6002.jpg
てっきりそこはどこかの駅だとばかり思い込んでいたが、単にJRの線路が通る最高地点の場所だったんですね。
証明写真をカメラに収めると、標榜のすぐ傍らにあったその名も レストラン最高地点 というロッジ風の建物に目がいく。
ずっとお腹が空いているし、今すぐ何か食べたかったので迷わず店内へ。

そしてこれまた迷わず蕎麦を注文。
ん?ざる蕎麦ともり蕎麦って何が違うんだ??注文を取りに来た若くて可愛い店員さんにその質問をぶつけると、蕎麦の上に海苔が散らしてあるか無いかの違いだそうで、もり蕎麦にはその海苔が乗らないそうだ。
なるほど、それは知らなかった。んで、ここでは海苔の無いもり蕎麦を注文。

IMG_1848.jpg
前日の湯田中で食べた山菜蕎麦に引き続き、また信州名物の蕎麦が食べられて満足。

箸入れには窓から見える八ヶ岳が描かれており、それぞれに山の名前と標高が示されていた。
たぶん八ヶ岳で間違いないと思うけど、そもそも八ヶ岳っていう山が無いじゃん…。
IMG_1849.jpg

帰り際の精算時に、再び若くて可愛い店員さんにその質問をぶつけてみた。
すると八ヶ岳は連なった8つの山々の総称なのだそうだ…知らんかった(笑)えっ?皆は知ってたの?w

さてさて、空はここに来たときから雲が広がり、確実に雨の様相を呈している。
果たしてどこまで降られずに進めるか…

美ヶ原から120kmも続いた標高1000m超はこの場所が最後となり、この先は山梨県に入って甲府盆地に広がる南アルプス市まで長いダウンヒルが続く。
時刻も夕方に近いこともあってか、R141は交通量が多くて途切れる事の無いクルマの流れに合わせて下ったので非常に疲れた。

ほぼ下り終えて韮崎まで来た時に、遠く目線の先にそれだと判るシルエットを捉える。
RIMG6003.jpg

富士山だ!!

RIMG6004.jpg

空は厚い雲が低く垂れこめていたが、ちょうど富士山が見える周辺だけは雲が切れてその大きさの一部分を拝むことが出来ました。

けど富士山を見るのはこれが最初で最後かもな…

もうこの時点でどこかで諦めはついていたのかもしれない。
日没までに山中湖に辿り着きそこから富士山を見るという望みは、たとえ間に合ったとしても雨か厚い曇でその姿を見ることは叶わないだろう。
同時に現時点でゴールに至るまでに残された時間も、決して余裕があるとは云えない状態。いずれにせよ今は雨に降られる前に、そして日没までに出来るだけ距離を稼ぐ事に集中することにした。

だが韮崎~南アルプス市~甲斐市と郊外の幹線道路をしばらく進んだことで、信号や交通量に阻まれ思うようにペースを刻む事が出来ない。
RIMG6006.jpg
さらに甲斐市~中央市に至る川沿いの道路では強い向かい風に阻まれ、同時に狭い路肩で大型車に煽られながらもノロノロとしか進む事が出来なかった。

すでに麦草峠以降のコースプロフィールは漠然としか頭に入っておらず、またその途中の地理地名や位置関係もよく理解出来ていない。
だからだろう。頭の中に地図が出て来ず、自分が走っているのがどの辺りなのかさえ判らないまま、ただキューシートで指示された数字を黙々と消化して行くだけ。
もはや走っているというより、作業に近い状態に思えてくる。それほどまでにきっと疲れていたのだと思う。

17:44 PC11 JR芦川駅 489.6km 標高265m

甲府盆地を北から南へ縦断する格好で、身延線にある駅の一つ芦川駅に辿り着く。
RIMG6007.jpg
そこはホームとバス停小屋くらいの小さな待合室があるだけの無人駅だった。証明写真を撮り終えると、急にコーラが飲みたくなったが周囲に自販機を見つける事が出来なかった。
まぁ途中で買えばいいさと手持ちの携行食を食べ食べ、いつ雨に降られてもいい様にリアバッグの奥に仕舞い込んでいたレインジャケットをすぐ取り出せるように一番手前に。濡れては困るモバイルバッテリー等の電装品はビニール袋に入れ、使わない装備は一度整理してバッグの奥へ。
そうこうしているうちに、残された時間はどんどん過ぎてゆく。

何度も繰り返し触れるが、土地勘が全くない、頭の中に地図が無いというのはこんなにも辛いものなのか。進んでいる気がちっともしない。
キューシートに示された距離数に対し、現実はとても長く感じる。
メインの山岳ルートをクリアしてからゴールまでを楽観的に考えて過ぎていたようだ。
リサーチ不足と詰めの甘さが、ここに来てモロに露呈した格好となってしまう。
前半までに失った2時間半の遅れもまた、結局は取り戻せないまま焦りとなって更に重くのしかかろうとしている。

次はいよいよ最後のPC山中湖。ここから51kmある。
ゴールも残り100kmに迫ろうとしていたが、そろそろ完走という2文字が確信に変わろうとする中においても、なぜが嬉しさや安堵感が込み上げてくる事はなかった。
日没まで1時間を切っている。空には低く厚い雲が広がり、雨が降るのも時間の問題に見えた。

目の前の駅ホームに到着した電車内の学生や通勤客を見て、今日も日々変わらぬ日常を送る人々と、限られた時間の中で”何か”に抗う非日常を選んだ自分とが、同じ空間の中に同居している。

そんな感覚にどこか気怠さを覚えながら、夕闇迫る無人の芦川駅を後にした。

~次回に続く。

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