お前は何ば目指しよっとか◆熊本荒尾玉名大牟田の自転車好きと楽しむ、リーフの自転車回想録

ロードバイク・バッソ リーフを駆って自転車のあれこれに勤しむ、ゆかいなチャリバカ達(笑)との自転車回想録です。

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俺のSR600日本アルプス・1日目 下呂~高山

駅前ロータリーに広がり始めた夕方の影に半ば促されるように僕は下呂駅をスタートする。
もちろん見送る人がいなければ声援を送る人もいない。
周囲には駅を出入りする利用者や送迎車を待つ温泉客で混み合っていたが、走り出した僕に目を留めたところでこれから600kmも走ってくるなんて話は知る由もない。
ただスタート直前まで目を通したFacebookに寄せられた応援コメントが背中を強く押してくれたし、「今からスタートします」と送った妻への定時連絡が最初の一歩を踏み出すキッカケになった。

今回登場するルートです(画像クリックで拡大)
day1map.jpg


9/1 15:37 START JR下呂駅

下呂駅スタートを選択した僕のSR600日本アルプスは、飛騨川に沿って右岸の県道を上流に向かうところから始まる。
左岸には国道とJRが走っていることから下呂温泉の中心部をはじめ商業施設も左岸に集中しているが、右岸は対照的に民家や田畑が広がる。
立ち並ぶ民家の横をかすめる度にどこからとなく夕飯の煮炊きする匂いがした。

そんな県道を進んでいると事前にリサーチしていた通行止を告知する立て看板があった。
DSCF9185.jpg
これから越える位山峠の道路工事によるものだが、平日8~17時以外の時間帯と土日祝は休工中ということで、計画ではこれから17時以降に峠を越える予定なので特に問題ないはずだ。

やがて右手に見えていた飛騨川が大きく右に曲がり視界から離れていくと、ルートは真っ直ぐ山の奥へと進み始めた。
DSCF9189.jpg

少し進んだところで今度は最後通告と言わんばかりに、今度は英語表記も交えて通行止の立て看板が立ち並んでいた。
DSCF9186.jpg

道はその始まりから階段状に緩急をつけならがら上り続けていて、ふと振り返るとそれなりの高度まで上っていることに気付く。
DSCF9187.jpg

日没が近いとはいえ気温は26度あってまだまだ暑く、ボトルの中身も思いのほか早いペースで減り続けていたものの、ちょうどGoogleストリートビューで確認していた「最後の自販機」がすぐそこだったので立ち寄ることに。
小銭を取り出して、商品の列に目を向けると…

…は?

全てのボタンに売切れを示す赤いランプが点灯している。
しかしよく見ると1つだけ…ホットのブラックだけが買える状態になっていた。
この先の峠は未知数だけど幸いダブルボトルでもう1本あるし、節約しながら進むことを心掛けることにして買うのは諦めた。

峠の手前にある山之口という集落まで上ってくると大河原でキャンプをするファミリーを見かけた。周囲には立派な集会所もあってその脇をエッチラオッチラ上っていると、激安を売りにする100円自販機を発見!だが先ほどの件があったし、もしかしたら稼働していない可能性だってある。半信半疑で近づくと…あ、買える。
喉が渇いていたので迷わず350mlのコカコーラを買ってまずは一息。
車や人通りもない静かな山間の集落に遠くから17時を知らせるメロディーが聞こえた。
DSCF9191.jpg

ボトルも満タンにしてリスタート。
集落を過ぎていよいよ人気もない山道に入り始めたところで、車両の進入を妨げる柵とその奥に重機やプレハブが見えた。
柵は車1台が余裕で通れるくらいに開けられていて難なく通ることが出来た。

工事区間がどれくらいなのか判らないが、ご覧のような未舗装路の登坂となっている。
DSCF9192.jpg
幸いしっかりと転圧されていて浮石に気を付けながら進めば特に問題なかったが、九十九折れの未舗装路は断続的に10%を超える勾配が続き、スタートしたばかりの僕にとってはもちろん前評判通りのキツい峠道だった。

工事区間は1kmくらいで九十九折れも終わり、やがて緩斜面の見通しのいい道に出ると峠まではそう遠くない。
DSCF9195.jpg

9/1 17:33 PC位山神社(位山峠)27.7km
DSCF9193.jpg

「位山官道」という都(奈良だと思う)と飛騨を結ぶ歴史ある道だったんですね。
DSCF9194-S.jpg
↑画像クリックで大きな画像が見られます。

位山峠(1087m)
DSCF9196.jpg
先ほどのPCからさらに1.5kmほど上った場所にある切通しの峠でした。

峠を越えて下り始めるとさすがに肌寒かったので、途中でウインドブレーカーを羽織ってから再び下る。
高低差200mを下ったところで途中道の駅モンデウスまで上り返しがあり、そこを過ぎてR41までは5kmほど下る。
DSCF9197.jpg
高山市の中心部に入る頃にはすっかり陽も落ちて、キューシートNo48 国分寺東まで走らせた。
ここを右折すればオンコースで乗鞍方面となるが、今夜は事前に予約しておいたゲストハウスで投宿することにする。

一旦オフコースして高山警察署に面した通りにあるゲストハウス桜花が今夜の寝床。
DSCF9200.jpg

バイクはこの宿が貸し出しているレンタル自転車と一緒に表の駐輪場に停める。
ちょっと心配だったがフロント横の窓が目の前にあるのと、センサーライトが点灯したりワイヤーロックを通す為のバーが壁に埋め込んであったりして、とりあえず自分のバイクは壁に寄せてロックし、他のレンタル自転車数台でぎゅうぎゅうに挟み込んでカモフラージュしておいた(つもりw)。

ゲストハウスといえば相部屋であるドミトリールームが基本だが、ここはシングルベッドが置かれた個室タイプの部屋があって料金は1泊3300円。
DSCF9198.jpg
個室といっても完全ではなく天井付近は開いていて間仕切りの壁は薄いものの、共用でシャワーが使えて部屋では充電ができるし、館内にはコイン式の全自動洗濯乾燥機があってコンビニまで徒歩1分という立地。
仮眠所と考えれば乗鞍アタックを前に体制を整える場所として僕にはこれで十分だった。

ベットの上に置かれた手書きのメッセージ。
DSCF9199_S.jpg
外国人の利用者も多いゲストハウスならではの嬉しいおもてなし。

投宿用に用意した下着と短パン、長袖ジャージに着替えて、今日着て走ったウエアは全部洗濯にまわしたら、コンビニへの買い出しと館内のダイニングでコンビニ飯と睡眠導入剤代わりのアルコール飲料を頂きながら天気のチェックと妻への定時連絡。
最後にシャワーを浴びて乾燥まで終えた洗濯物を回収したら21時半を回ろうとしていた。
予定では午前2時ごろのリスタートを考えていたので1時半にアラームをセットしてそのまま就寝。

途中何度か意識があったので決して深い眠りではなかったと思うが、きっちり4時間横になってアラームが鳴る少し前に起床してリスタートの準備に取り掛かる。
他の利用者へ迷惑とならないよう全ての荷物を一旦フロア奥の洗面所に移動し、そこでサイクルウエアに着替えたり装備をパッキングし直した。

ゴソゴソとまとめていると深夜にも関わらず日本人の女性(とりわけ観光地のゲストハウスは男女問わず外国人旅行者やバックパッカーが多く滞在しているのでここではあえてそう呼ぶことにする)がエチケットポーチを持って入ってきた。
当然二人とも驚いたけど、何だか僕の方がいけない事をしている気がして一方的に謝ったが、向こうは僕の恰好から“チャリダー”だと理解したようで特に警戒することもなく、向こうは歯を磨きながら僕はパッキングしながら自分がこれから乗鞍に向かうこと、ブルべ中であることをこれまた一方的に話した様に思う。
一方の彼女は世界を旅するスペシャリストであり、何だか凄い経歴を持つライターだと知ったのは熊本に帰ってからのこと。彼女の書いた紀行文というかエッセイを読んだが、とても洗練された文章で僕の乱文ブログとは大違い(焦)
気になった方はこちらをご覧になってみて下さい。

SR600のツーリスト部門はその難易度をただ緩和する為にあるのではなく、ランドヌールがその国の誇る四季折々の風景や絶景に触れつつ、名峰や名だたる峠を織り交ぜたランドネを、まさに旅人となって巡ることを重きにしていると勝手に解釈している。
本来であればただ通過してしまう様な土地にこうして立ち寄ったことで、一期一会と思える出会いに巡り合えるのも、またツーリストの魅力の1つとも言えるのではなかろうか。
ただそれでもシューペル・ランドネ=SR600は僕にとって大いなる挑戦であることに何ら変わりはない。

さて、これから向かうのはルート上で最大の運試しともいえる乗鞍アタック。
天気は今のところ良好なようだが、乗鞍スカイラインのゲートに行ってみるまではどうなるか判らない。
天に選ばれし一人となれるのか…それとも。

今日は長い一日になりそうだ。

| ブルベ教のススメ | 01:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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