お前は何ば目指しよっとか◆熊本荒尾玉名大牟田の自転車好きと楽しむ、リーフの自転車回想録

ロードバイク・バッソ リーフを駆って自転車のあれこれに勤しむ、ゆかいなチャリバカ達(笑)との自転車回想録です。

次の記事 | PAGE-SELECT | 前の記事

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

SR600北関東回想録その3 PC6みなかみ~PC10直江津港

その2からの続き

(↓クリックで大きい地図)
pc6-nao.jpg

コースに復帰すると道はすぐに上りだした。
国道17号線に出るため山越えのショートカット。
ピークの仏岩トンネルを越えて猿ケ京温泉へと至る県道だ。

しばらく左手に並行する関越道を見ながら進む。
DSCF2869.jpg

先程のランチ休憩を挟んでリズムが変わったか、疲労を溜めすぎたからか。
腰にズンと鈍い痛みが出だした。
この頃は腰痛で鍼灸院に通っていて、出発前にも行きつけのショップで90mm・17°→80mm・6°のステムに交換してアップライトなポジションにしておいたのだが、バイクは普段より重量増だし、ここまでの行程で幾分負担を掛けたのだろう。
停車して鎮痛の速溶錠と胃薬を飲んだ。

やがて関越道をアンダーパスすると本格的な登りに。
そこまで長い距離ではなかったが、なかなかパンチのある勾配だった。


ピークの仏岩トンネルを過ぎ、下りに入ると…またもマイクロスリープの連続。
ペダルを回さなくなると眠たくなる。
そして意識の波が揺り戻される度に一瞬の記憶が無いことに気が付く。
この繰り返し。

どうにか国道17号まで下りてくると、赤谷湖の畔にあるローソンに停まり、壁にもたれ掛かって目を閉じた。
時間にしておよそ3分くらいだろうか。
少し楽になったら、ここから三国トンネルまでの長い登りに備え、景気づけにエナジードリンクを買って飲み干した。よっしゃ!行こうか!

ところが三国トンネルまでの登りは思いのほかキツくはなかった(当社比)
標高差480mくらいを約12kmかけて淡々と登る道程の他に、交通量も少なくて終始自分のペースで登れたからだろう。

猿ヶ京温泉から新三国大橋を渡れば長い登りの始まり。
DSCF2870.jpg

カーブの数は55あるらしい。
DSCF2871_2.jpg

最大32Tあるスプロケのうち、28と25をシッティングで行ったり来たりしながら、時折ストレッチを兼ねて腰をほぐす様に若干オーバーなフォームでダンシングを繰り返す。

14:29 181.6km PC7三国トンネル

日差しは無く、雲が多いのが気になったが雨が降るような気配はない。
標高も1000m付近なので大量の汗をかく事もなく走りやすい気温だ。

スノーシェッドを通り抜けると、やがてトンネル手前にある道路管理事務所が見えてきた。その前にあるクロソイド曲線記念碑。
DSCF2874.jpg
DSCF2873.jpg

クロソイド曲線とはカーブの前後に緩い曲線のカーブを設置することで急激な転進を避け、一定の速度で安全にカーブを走る事が出来るというもので、別名を緩和曲線ともいう。それを日本で初めて取り入れて作られた道路が、いま登ってきた三国トンネルに至る道だったようです。

記念碑は指定の写真の一つなので1枚撮っておきます。
DSCF2872.jpg

そしてついに三国トンネルの手前に着きました。
DSCF2876.jpg
DSCF2875.jpg

トンネル内の幅員が狭いので、後続車をやり過ごしてタイミングを見図ってから侵入。
DSCF2878.jpg

無事トンネルを抜ると、そこは雪国だった…
DSCF2879.jpg

いや雪は無いけど、人生初めての新潟県に突入です。
トンネルの出口では新三国トンネルの建設が行われていました。

ここから次の越後湯沢駅まではほぼ下り。
雪国だけあって路面状況も一変。道路舗装がアスファルトからコンクリートに。
表面がスルッして硬い路面と一定間隔の目地が特徴です。
何より驚いたのは道幅がメチャメチャが広い!
見通しの良い長い直線を下り始めると、目地や凍結による補修跡の段差に注意を払いながら、バイクの重さもあって70km/hくらいで一気にダウンヒル。

名前だけは聞いたことのある苗場スキー場
DSCF2880.jpg

周囲はスキー場とリゾートホテルだらけ。
夏休みの間は夏季営業をやってるらしいけど、通った時はゴーストタウンぽかった(笑)

三国トンネルから湯沢までは下りキャッホー!…という訳ではなく、途中には上り返しもあったりする。
そんな中、気持ちよく下っていたらトンネルの入り口が見えて来るが、よく見たらトンネル内が工事中で片側交互通行をやっていて入口手前で一旦停止。
長いトンネルのようで5分以上は待っただろうか。
係員の指示で車の車列のあと進むように言われ、私の後ろを最後尾であることを示す工事車両が付くとのこと。

いざトンネルに入るとびっくり!工事による粉塵のせいなのか、ライトの明かりでホワイトアウト。さらには走行ラインはどういう訳か連続した大きな凸凹があるようで、バイクがキャッツアイにでも乗り上げたみたいに暴れまくる。ここで落車なんてしたら最後尾の車両に轢かれてしまうぞ。だが薄っすらと走行車線のセンター付近、タイヤが通らない箇所に30cmくらいの幅でフラットな部分があるのを発見。そこにバイクを乗せて必死にペダルを回し続けた。とにかく長い!トドメはトンネル内が上り勾配だったこと。
一度長いトンネルを抜けたが、短いスノーシェッドのあと再びトンネルへ。キツ過ぎるぜ!
ようやく出口が見えると、最後尾を付いて来た車両にお礼の合図を送って、そのまま次の下り区間に入った。

15:34 207.3km PC8越後湯沢

最後の短い上り返しを終えて、下りの途中から国道を離れて市街地へ。
駅前を通り過ぎた先にPCのセブンイレブンがあった。
店先のベンチに腰掛けて補給を済ます。この先の津南にもコンビニがあるので、最後の補給はそこと決めていた。
越後湯沢は駅に置かれたスタンプでも通過証明になるので、せっかく来たし記念にもなるからと貰い行く。事前の情報でみどりの窓口にあるとのことで、迷わず行ったら確かにありました。

折り返しの直江津港まで100kmを切りました。
その途中にある安塚のPCまでは63km。直江津まで行けばお風呂に入れるし横になって休める。
果然やる気になる所だが、どうもここからの区間がキツいらしい。
腰の痛みは波があって誤魔化せているけど、疲れも溜まってきてるし最後まで走れるかな…。

冬季のみ営業をする上越新幹線のガーラ湯沢駅を頭上に見ながら国道17号に復帰。そこから津南に向けてショートカットするように山越えの国道353号へと転進する。
津南の役場手前にあるセブンイレブンに立ち寄り、ここが最後のコンビニでもあることから走りながらでも食べられそうなミニあんパンやロールパンを買ってリスタートした。

津南駅のすぐ先で国道405号は左折するのだが、それまでの2車線から幅員2.5mへと道が急に狭くなった。
序盤こそ民家がそこそこあったものの、すぐにそれも無くなり木々に囲まれた一本道を進む。そのうちつづら折れの上りも始まった。

所々に人の手が入った田畑はあるが、人里離れた寂しい道。
さらに道は細くなり道幅1.5mなんてところも。
日中ずっと日陰だった場所は路面が濡れたままで、通過した台風のせいもあって落ち葉が積もり大きな枝も散乱している。流れ出てきた砂利やたまに飛散した落石なんてのもあり、舗装も荒れてとにかくパンクしないか気が気でなかった。

ヘロヘロで登っているとこの道で合っているのかと心配になるが、たまにピークで国道を示す標識が表れて、やっぱりこの道なのかと半ば悪態をつくこともしばしば。
下りは下りで路面状況の悪さに加え、ガードレールさえない所もあり、上りの遅れを挽回しようなんて気にはなれなかった。

走行プランによってはこの区間を夜に通過する参加者だっているが、私はまだ明るい時間だったから少しはマシな方なのかもしれない。

絶えず細かなアップダウンを交えながら1つの大きな登りを越えていく感じ。
サイコンに表示された距離数が常に気になるものの、これがなかなか増えない。
木々と斜面に遮られたクネクネした道程が延々と続く。
たまに視界が拓けた場所に出たかと思ったら、見渡す限り山、山、山だ。
集落に降りて人の営みや行き交う車を見るとホッしたのも束の間。
そこを過ぎれば再び上って下っての繰り返しとなるが、時折舗装の綺麗な見通しのいい下りもあるにはあるので、脚を休めつつ、慎重に、かつ大胆に僅かな挽回を積み重ねていく。
一度停まると疲労が溜まって動けなくなりそうなので、トイレ以外はなるべく止まらずに、ペースを落としてでも動けるうちはとにかく登り続けた。もうすっかり陽は傾いている。それに気付くと何だか肌寒く感じられた。

完全に暗くなってしまう前にこの区間を終わらせたい。
エネルギーを切らさないようにと走りながらパンをかじりつつそう思った。

19:31 270.8km PC9道の駅やすづか

事前のリサーチ通り国道405号が酷道であることは間違いなく、とても厳しいルートの一つだった。実際に先人のブログとかではこの区間のレポートをほとんど見かけないんですよね。ただキツいとか、延々と上り下りするとか、そんな印象ばかりで。
他のみんなも苦労していた酷道を制し、道の駅の直前にある右折ポイントの広い道路に出た時は本当に嬉しかった。
日没の時間はとっくに過ぎて、空には幾つかの星が見えて始めている。

やがて夕闇の向こうにそれと判るシルエットが見えた。

こういう時はf値1.8のデジカメがいい仕事をしてくれる。
DSCF2884.jpg

リフレッシュしようと自販機を探したが見当たらなかったので、トイレだけ済ませて先を急ぐことにした。

直江津までは30kmほど。
されど30km。

あとは海まで平坦…という訳でもなく、酷道とようやくお別れ出来たかと思ったら、目の前に真っ暗なお山がこんばんは。
もうヘロヘロで悪態を吐きながら斜面を登っていく。
ヘッドライトに照らされて「熊出没、注意」の看板が。おいおい、勘弁してくれ。
そう遠くない直江津なんだけど、もうどこら辺を進んでいるのか分からなくなってきた。
ピークから下って、また同じくらい上り始めて、一応2か所上るのは知っていたけどすんなり走らせてくれないのね。それがシューペルランドネ。

ようやく田園が広がる場所に下りて、平らな道をひたすら真っ直ぐに進んだ。
遠くの視線の先に町の明かりが広がっている。
道の端には農作業車が落としていった土の塊なんかが点在していて、気を付けてはいたが一度思いっきり乗り上げて落車しそうになって焦った。

21:27 300.6km PC10直江津港

直江津がある上越市はとても大きな町だ。
久しぶりに信号に引っかかった気がする(笑)

直江津港のターミナルに向かうと既に営業時間外で真っ暗。
DSCF2885.jpg
DSCF2886.jpg

ますは所定のポイントで通過証明を撮って、ようやく脚を止めることが出来た。そんな気分。
ここまでスタートから21時間半。BRMの300kmならタイムオーバーだ。まだ1日という日が終わってないにも関わらず、すごく長い時間が過ぎたように感じる。
でもここは折り返しに過ぎない。まだ半分。あと半分。

次の300kmに向けて重い足取りで最初の1歩を踏み出すとそのままオンコースへ。
飲食チェーンが軒を連ねる幹線道路を進み、先人のレポートに度々登場する温泉施設「門前の湯」を素通り。ここは24時間営業じゃないので仮眠してたら追い出されてしまう。
向かったのは事前にリサーチしておいた国道18号線沿いの「上越の湯」。郊外の大型ショッピングモールの一角にあり、並行する国道に面して建っていることから、裏を通るコース上から看板とかは見えない。

上越の湯は宿泊可能な24時間営業の健康ランドで、個室での素泊まり、館内レストラン22時まで、大浴場は深夜0時45分まで利用可能。料金は平日なら1人3200円。

表にバイクを停めて、とりあえず受付ロビーへ。
受付のお姉さんに自転車を中に入れられないか相談したら、受付カウンター横のパーテーションで仕切られたスペースに置いても良いとのこと。バイクを取りに戻ると床に新聞紙を広げて待ってくれていた。心遣いが有難い。

案内された部屋に入って、しばらくしたら寝具一式を運び込んできた。
排煙窓しかない殺風景な部屋だったが、扉や壁が分厚いようで隣や通路の物音ひとつしない静かさで、音が気になって寝られない!なんて事はなさそうだ。こりゃあ良い!

何よりお風呂も食事も一度に済ませられるのが良かった。
IMG_0993.jpg

座って食べる食事はやはり美味い。
牛丼とラーメン。温かい食べ物が胃袋に沁みる。

利用はしなかったが個室が並んだ奥の洗面室にはコイン式の洗濯機と乾燥機があったのを確認した。
まだブルべの途中とはいえ、やはりお風呂は最高だ。生き返る。
さっぱりして部屋に戻り、布団を敷いてそのまま横なったら、落ちるのはもう一瞬だったようだ。

その4に続く~

| ブルベ教のススメ | 20:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://charipota.blog90.fc2.com/tb.php/441-ac07e5df

TRACKBACK

次の記事 | PAGE-SELECT | 前の記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。